車中に覚せい剤もバレバレ言い訳「警察犬が置いた」(スポーツ報知)

 警察官の職務質問から車で逃走して事故を起こし、警視庁中央署に逮捕されていた男が、覚せい剤を隠し持っていたとして再逮捕されたことが20日、同署への取材で分かった。警察犬を使った車内の捜索で、袋に入った覚せい剤0・2グラムが見つかったものだが、男は「警察犬が(クスリを)置いた」と容疑を否認しているという。

 中央署によると、この男は千葉県市川市の廃品回収業、石田宏明容疑者(44)。発端は、8日夜8時前のことだった。中央区の路上で、ほぼ全面スモーク張りの上、中にこわもて男が乗る怪しげな車を警察官が発見、職務質問をかけようとした。

 ところが車内の石田容疑者は車を発進させ逃走した。走ること約5キロ。人身事故2件と観光バスにぶつかる物損事故1件を引き起こした末、車を捨てて逃げ、約1時間後に逮捕された。自動車運転過失傷害容疑などだった。

 その後の尿検査で覚せい剤反応が出たため、19日に警視庁鑑識課所属の警察犬2頭が出動。あらためて車内捜索が行ったところ、「ファーブル号」が、運転席下の移動レール付近に押し込まれたビニール袋入り覚せい剤0・2グラムを見つけた。

 男は逮捕時も当初、「車なんか運転してない」と供述。バレバレの言い逃れをするのが、習性のようで、同署では覚せい剤使用についても、捜査を進めている。

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