<普天間移設>「検討状況を説明」外相、米国防長官と会談(毎日新聞)

 【ワシントン古本陽荘】岡田克也外相は29日午前(日本時間同日夜)、米国防総省でゲーツ国防長官と会談した。外相は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について政府内の検討状況を説明し、5月末までの決着を目指す方針に変わりがないことを伝えた模様。米側は米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)に移設する現行案が「ベスト」との姿勢を崩しておらず、日米間の調整が難航するのは必至だ。

 会談に先立ち、岡田外相は28日、日本人記者団に「検討状況を話すだけだ。中身を議論することにはならないだろう」との見通しを示したうえで「5月末までに地元と米国との関係を煮詰めないといけない」と強調した。

 政府内では、シュワブ陸上部に暫定滑走路を建設する案や米軍ホワイトビーチ(同県うるま市)沖合を埋め立てる案に加え、普天間飛行場の航空部隊の機能を徳之島(鹿児島県)などの県外に分散移転する案を検討。岡田外相はすでにルース駐日米大使には検討状況を報告している。

 米側は「運用上の基準や政治的課題、安全性、騒音、環境基準を満たした計画でなければならない」(米国防総省高官)と主張。地元住民の合意を得られない案は実現可能性が低いとして受け入れない構えで、在沖縄海兵隊全体の一体運用を重視し県外への分散移転にも難色を示す。

 会談ではこのほか、米国の核政策の指針となる「核態勢見直し(NPR)報告書」が近く発表されることから、核兵器の役割を縮小、限定するための意見交換も行われ、イランの核兵器開発問題への対応も協議された模様だ。

 予定されていたジョーンズ大統領補佐官(国家安全保障問題担当)との会談は、補佐官がオバマ大統領のアフガニスタン訪問に同行したため、急きょ中止となった。

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